離婚時に戸籍だけでなく、家の名義も住宅ローンの名義もキレイさっぱり精算してしまいたいところですが、現実では名義変更はほとんど不可能です。

理由は、住宅ローンを組んだ時の審査基準が変わってしまうため、ローンの完済リスクも変わってしまうからです。

どうしても住宅ローンの名義を書換したいときには、借りていた住宅ローンを一度完済し、新しいローンとして契約し直すしかありません。

住宅ローンの乗り換え

方法は、「住宅ローンの借り換え」で、登記や名義をすべて変えてしまうことです。

現在の住宅ローン金利は、史上最低の状態にありますので、借り換えすることにより、支払総額も減らせるというおまけもついてきますので、トライしてみてください。

住宅ローンの借り換え手順

住宅ローンの借り換えは、他行から市場を奪うことになるので競争原理が働き、審査基準も多少甘くなり審査が通りやすい傾向にあるようです。

このあたりは、スマホの乗り換えと構造は同じですね。

さらに、店舗をもたないネット系銀行や流通系銀行が、低金利を武器に住宅ローン市場に参入していますので、住宅ローンの借り換えのチャンスはあると考えてよいでしょう。

新規参入銀行例

都市銀行、地方銀行以外のネット系銀行や流通系銀行には、以下のような銀行があります。

住信SBIネット銀行

SBI証券と三井住友信託銀行で共同設立されました。

イオン銀行

イオングループの銀行です。

楽天銀行

楽天が設立した銀行。口座数も急増しています。

ソニー銀行

ソニーの金融部門が運営しています。

ジャパンネット銀行

Yahooと三井住友銀行の共同設立

オリックス銀行

プロ野球も運営するあのオリックスの銀行です

セブン銀行

セブンイレブン、ヨーカ堂の傘下の銀行です。

じぶん銀行

KDDIと三菱東京UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行です。

利用できる人の条件

金融機関により違いますが、一般的に借り換え、乗り換えをするための条件として、以下のような項目が上げられています。

【借りるための条件】
・借入する金融機関に口座をもつこと
・年齢が満20歳以上65歳未満で、返済完が満80歳まで
・前年度の年収が200万円以上(ネット銀行は高め)
・団体信用生命保険に入れる人
・日本国籍、または永住権のある人
・第1位の抵当権を設定できる人

ネット銀行の場合、金利が安い、手数料や保証料がいらない、繰り上げ手数料が無料などのメリットがありますが、その分、回収できないリスクを避けるため年収の設定を高く設定しています。

一般銀行の場合、金利が高め、保証料が必要など、ネット系銀行と比較すると劣るところがありますが、年収が150万円程度からでも借入れが可能などのメリットがあります。

いずれにしても、現在の借入金利は、史上最低のレベルで推移していますので、乗り換えや借り換えで損をすることはありません。

住宅ローンの借り換え手順

「住宅ローン借り換え」するには、まず申し込み書類を提出し、仮審査、本審査を受けなければなりません。

1. 住宅ローンの申し込み書類の提出
   
2. 金融機関での本審査
   
3. 本審査OKの場合、住宅ローン契約手続き
   
4. 住宅ローン契約書の締結完了
   
5. 借入れ者の口座に借入金の一括振込み
   
6. 完済口座への借入金の振替え
   
7. 前金融機関との完済手続き
   
8. 抵当権の抹消(司法書士、連帯債務者、担保提供者同席)
   
9. 新金融機関の抵当権設定
   
10. ローン返済開始

金融業界では、住宅ローンの奪い合い状態となっていますので、条件をクリアできれば、借り換えは難しくありません。

今までの住宅ローンを完済して、新しい住宅ローンに組み替えれば、連帯保証や連帯債務などの共有名義の問題は解消します。

低金利時代なのでやって損はありませんので、名義変更でお悩みの方は、ぜひ一度検討してみてください。

なお、借り換えができるかどうかは、以下のサイトから無料で行うことができます。

「住宅ローン借り換えセンター」の情報を見てみる