離婚して引っ越しすることになれば、学校や友達、なじみのお店もママ友もすべて一から作らなければなりません。

地域の中で生活している奥さんや子供にとっては、できることなら離婚後も家に住み続けていたいですよね。

困った

特に、子供にとっては、受験や転校後のイジメの問題などもありますから深刻な問題です。

離婚後も、同じ家に住み続けるには、どうすればよいでしょうか。

離婚後も家に住み続けることのリスク

住宅ローンは、婚姻とはまったく別の契約であり、離婚しても一切関係がありません。

ローンを借りた時、二人で連帯債務者や連帯保証人になっていた場合には、例え離婚して名字が変わっても、返済が終わるまで義二人に返済義務があるのです。

法律は離婚届をだせば他人にしてますが、住宅ローンは完済しない限り二人の関係は延々と続く・・・といった感じです。

離婚後も、妻と子供が家に住み続けるには、いくつかの方法がありますが、それぞれに問題があります。

妻と子供が家に住み続けるには・・

  1. 夫が家をでて養育費代わりに住宅ローンを払い続ける
  2. 妻が夫のローンの引き落とし口座にお金を入れて住宅ローンを払い続ける
  3. ローンの借り換え、乗り換えを利用して妻のローンに変えてしまう
  4. ローン残金を支払い完済させ、登記の所有者を妻に変更する

1.2は、登記やローンの名義はそのままにして、住宅ローンを払い続ける方法です。手間もかからず、一番良い方法と思いがちですが、そこには大きな落とし穴があります。

夫が家をでて住宅ローンを払い続けることのリスク

1の夫が住宅ローンを払い続ける方法は、別れても妻や子供のことを考えてくれるやさしい元夫・・のはずが、突然のトラブルに見舞われることがあります。

住宅ローンの返済は、最長35年にもわたる長期戦です。その間に、リストラ、病気、再婚など、元夫の生活環境が変わる可能性は大いにあります。

そんなことになると、住宅ローンを払い続けることが困難になってしまいます。ローン滞納が半年続けば、突然競売のための立ち退きという事態が起こってしまいます。

妻が夫の口座で住宅ローンを払い続けるリスク

2の選択は、1と違い妻が自分で払うので安心なように見えますが、「ローンが完済した時その家は誰のものか」という問題が残ります。

これは登記上の名義を変更していないためで、例え妻が払い続けて完済したとしても、家の名義は「夫または二人のもの」となります。

特に、払い続けている最中に、元夫が別の女性と再婚し死亡した場合、遺産の問題でぐちゃぐちゃになる可能性があります。

妻がローン借り換えで自分で払う

3の場合は、妻が働いて夫と同じ位の収入を稼いでいれば、ローンの借換えをすることは可能です。

離婚時に家を売却してスッキリ

4は、住宅ローンの返済がかなり進んでいて、家を売って利益がでる場合や、ローン残高の少なく残金を払える場合に可能です。

持ち家から賃貸に切り替えるリースバック

妻と子供が住み続ける方法として、もう一つあるのが「リースバック」です。

「リースバック」は、今住んでいる家を「任意売却」で投資家などの第三者に売ってしまい、その買主から賃貸物件として借りることで住み続ける方法です。

この方法を使えば、住宅を売却してしまうので名義の問題はすべてクリアされます。また、「任意売却」を使うことで、住宅ローンの残金があっても、家を売ることができます。

リースバックは、その他にも色々なメリットがあるとして、今注目されている家の処分法なのです。

リースバックのメリットとは・・

  • そのまま住み続けることができる
  • 一時的に引っ越しすることもなく、そのまま住み続けることができます。学区を変えたり転校したりすることもないので、子供の生活環境の変化も最小限に抑えることができます。

  • 近隣の人に知られることがない
  • 引っ越しすることもないので、近隣の人に離婚を知られることもありません。

  • 月々の返済が安くなる可能性がある
  • 家の売却は、新築時の価格より安い価格になるため、賃貸料金は返済金額よりは安い価格になる可能性があります。

  • 固定資産税が不要
  • 自分の持ち物でなくなるため、固定資産税がかかりません。マンションの場合には、管理費や修繕積立金も不要です。

  • 将来買い戻しすることも可能
    お金に余裕ができた時や、子供が就職してローンを組めるようになった時に、賃貸契約にした後、5年以内であれば買い戻しをすることができます。