離婚時に持っていた家をどうするかを考えるときに、名義の問題が大きく立ちはだかります。

収入合算や共同債務者などで家を購入した場合、離婚したとしても名義変更が簡単にできないからです。

契約書

住宅ローンが払い終わるまで、離婚後も連帯保証人や共同債務者になったまま生活している人も数多くみられます。

離婚当初はお互いの所在もわかり連絡もとりやすいのですが、10年後、20年後となってくるとかなり難しくなってきます。

また、お互いが再婚したり、転勤したり、病気や事故なので亡くなったしまうこともありえます。

返済に問題があった場合には、二人に債務責任があるため、離婚後といえど連絡を取り合って協力して対処しなければなりません。

そんな面倒な人生はまっぴらごめん、「離婚と同時に名義もはずし、きれいさっぱり別れたい!」ですよね。

とはいえ、金融機関は、離婚したからといって連帯保証人や共同債務者を簡単に外してはくれません。

そこでお薦めするするのが、「住宅ローンの借り換え・乗り換え」をつかっての名義はずしです。

住宅ローンの借り換えとは

住宅ローンの借り換えは、今払っている住宅ローンを一度清算してしまい、別の金融機関で新たに別ローンとして組み直すことをいいます。

住宅ローンの借り換え

新たなローンとして組み直すため、共有名義や連帯保証、連帯債務のなどの名前を変えることができます

つまり、借り換えするときには新規契約となるため、共同名義を外すことができるのです。

ただし、2人の合算収入で借りていた融資枠を、1人の収入で払えると認められることが前提条件となります。

低金利借り換えで支払いを減らせるメリットも

現在は、マイナス金利であるため、銀行からの貸出金利も最低のレベルで推移しています。

そのため、借り換えすることにより、名義変更と同時に、月々の支払いも支払総額も大幅に減らせる可能性があります。

一般的に、以下の条件に当てはまる場合には、借り換えしたほうが得と言われています。

借り変えした方が得なケース

  • 現在の住宅ローンの借入残高が1000万円以上
  • 現在の住宅ローンの残りの借入期間が10年以上
  • 借入した時と現在の金利差が1.0%以上(借入金利1.775%以上)

借入した時と現在の金利差が大きいほど返済額も少なくできますので、借り換えでの名義変更は相手にも説明しやすくなります。

以下は、借り換えしたときの返済金額例です。

例)ローン残金2000万円の借入れ 30年間返済の場合

【現在】固定金利年2.5%での返済
・月々の返済額 79,024円
・支払総額   28,448,473円

【借り換え】5年間固定金利年2.5% 25年間変動年0.975%での返済
・月々の返済額 66,187円
・支払総額   24,597,420円

月々の返済金額で13,000円(16.3%減)、総額で385万円(13.6%減)を減額とすることができます。

借り換えするための条件

借り換え審査

借入れする金融機関の審査で、「住宅ローン残金に対して1人で返済できる能力があると承認されることが前提条件」となります。

審査は、年齢、収入、勤務先、勤務年数など、一般的な住宅ローンの審査と同じ内容となります。

例として、みずほ銀行と、埼玉りそな銀行の住宅ローン利用条件を書き出しましたので参考にしてください。

みずほ住宅ローンの利用条件

以下のすべての条件を満たす個人のお客さま

  • 20歳以上71歳未満で、最終のご返済時の年齢が81歳未満の方
  • みずほ銀行が契約する生命保険会社の団体信用生命保険に加入が認められる方
  • 安定した収入のある方
  • 保証会社の保証を受けられる方
  • 原則、日本国籍の方または永住許可等を受けている外国人の方

埼玉りそなの住みかえローンの利用条件

次の条件をすべて満たす方

  • お借入時の年齢が満20歳以上満70歳未満の方で、最終ご返済の年齢が満80歳未満の方
  • 日本国籍の方、永住許可を受けている方、または特別永住者の方
  • 前年の税込年収が100万円以上の方
  • 給与所得者の場合は、勤続年数1年以上の方、給与所得者以外の場合は、勤続または営業年数が3年以上の方
  • ご本人が住居中の住宅に対する現在ご利用中の住宅ローンを借り入れしてから2年以上正常にご返済されている方
  • 団体信用生命保険に加入できる方

住宅ローンの借り換えは、大手銀行、地方銀行、信用金庫、ネット銀行など、あらゆる金融機関でサービスを提供しています。また、住宅金融支援機構のフラット35の借り換えもできます。

利用条件については各金融機関で設定しており、審査基準にもそれぞれで違います。

住宅の名義変更をするには、住宅ローンの借り換えが一番確実な方法であり、また借り換えにより返済金額を減らせるメリットもあります。

ポイントは、単独ローンで金融機関の借換え審査に通ることです。審査基準は、金融機関によりかなり違いますので、1社がだめでも数多くの金融機関に当たるのがポイントです。

住宅ローン借り換えセンターは、20以上の銀行から最も安い金利のものを選び出し、手続きの代行までしてくれる便利なシステムです。

ローン借り換え申込み

  • お名前
  • 都道府県
  • 携帯番号
  • メールアドレス
  • 相談内容

を記入し、相談内容の項目で「離婚のローン1本化の相談」を選びます。

成果報酬型ですので、調査や交渉まで一切料金はかかりませんので、まずは相談してみてください。

「住宅ローン借り換えセンター」の情報を見てみる

住宅ローン借り換えの申込み方法

まず、金融機関に「住宅ローン借り換え」を申込み、事前審査を受けます。

金融機関の融資の事前審査は、窓口だけでなくインターネットからも実施しています。

事前審査でOKが貰えれば正式審査に移ります。正式審査がOKであれば、借り換えの手続きがスタートします。

離婚時の住宅ローンの借り換えの場合、共同名義から単独名義となるため審査はかなり厳しくなります。

金融機関により審査基準が違いますので、1つの銀行で断られても別の銀行ではOKということがありますので、Okがでるまで当たってみてください。

審査基準は、どちらかというと、都市銀行より地方銀行や信用金庫、またはネット銀行などの方がゆるい傾向にあります。

正式に決済がおりると、これまで借入れしていた銀行に対し、新しい銀行が残金を一括で振込みローンを完済させます。

ローンの完済と同時に、以下の登記の変更を行います。

登記の変更

  • 抵当権抹消(今まで借りていた金融機関の抵当権が外される)
  • 財産分与を原因とする所有権移転手続きをする(夫から妻、単独名義に変更する)
  • 抵当権設定登記(新たな借入れ金融機関の抵当権が設定される)

これで登記も住宅ローンの名義も単独となり、共有名義で起こるトラブルから一切開放されます。

「住宅ローン借り換えセンター」で相談してみる

家の資産価値とローン残高をチェックしておく

首都圏では、東京オリンピックに向け土地の値段やマンション価格が上昇しており、売却すれば利益がでることもあります。

銀行借り換えの申込みの前に、自分の住宅の資産価値が今いくらあり、ローン残高がいくらあるのかをチェックしておいてください。

同じ物件でも、査定する業者により提示される価格が、かなり違いますので、マイホーム無料一括見積サイトなどを使って金額を調べます。

最高額と最低額の中間が、妥当な価格と思ってください。

家の査定金額

家の名義の問題は、離婚後にトラブルっている方が沢山いますので、しっかり処理しておきたいですね。

家の借り換えや売却は、いろいろな専門的な知識が必要です。

処理を長引かせないためにも、うまくプロのアドバイスをもらいながら進めてください。。

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